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君を好きにならない
第14章 好きの意味

その言葉をきっかけに
真琴の瞳から
涙が溢れだし

真琴はそれを隠すように
片手で顔を覆って
泣き始めてしまった


抱きしめたい


抱きしめて
慰めてやりたい


俺は
缶ビールをテーブルにおき
真琴の肩に手を置いたが
そこから
どうすることもできず

真琴の名前を呼んだ



「真琴・・」



「僕っ・・」



「・・・」




「むっ…向井さんは
僕のこと…っ…
なんとも思ってないと
思うんだけど

僕…っ…

向井さんのこと

好きみたいなんだ」



「真琴…」



やっと聞けた…


本当にお前は
小説家なのか?


なんでお前は
そう喋りが下手くそで
まどろっこしくって
主語がなくて

だから


だから俺は

いつもこうして
焦らされて・・・



「心配すんな

お前がそう思うずっと前から
俺はお前が好きだったんだ」




「えっ…でも…」




「だから

抱きしめていいか?
真琴・・」





「・・っ・・うん・・」
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