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君を好きにならない
第15章 どっちなんだよ

「帰ったぞー」


玄関に
真琴の靴があるのを確認し
俺は久しぶりに
いつものセリフで
声をかけた


「おかえりなさーい」


相変わらず
リビングから真琴の声が聞こえて
玄関まで出て来る様子はない


気の向いた時
突然キスしたかと思うと
俺が帰ってきても
顔を出すこともない
ほんとに自由な猫


俺が真琴なら
玄関まで来て
俺にキスでも
してもらうんだけどな

いや別に
そんな恋人同士を
うらやんでる訳じゃねーけど。


「早かったな」


「僕も着いたのさっきですよ。
それで今、ちょうど
パソコン出してたとこで…
カタカタカタカタ…」


真琴は早速
パソコンを出して
何やら入力中で
お帰りの抱擁なんて
全く気にしてないらしい

もし俺達が
昨日から付き合い
はじめたのだとしたら
普通もっと
ベタベタしてるよな?

いや別に

イチャイチャしたいとか
そーゆー訳じゃねーけど。


「真琴、会社で
スケジュール確認してみたけど
かなり厳しいな」


「ですよね…」


俺の話しも上の空


「腹、減ってねーか?」


「減ってる!」


なんだよ
そこは返事すんのかよ


「朝からなんも食ってねーだろ?」


そう言いながら
買って来たハンバーガーを
テーブルに置くと
真琴が八重歯を見せて笑った


「うん!」


時々でる
真琴のタメ口も
俺にはツボで


「俺も食ってねーんだ。
一緒に…」


今までタメ口を
注意したことはない


タメ口が出る時が
真琴の本音だったりするから
なんだけど


「食べる!」


甘えられてるような
気持ちになれるってゆーのも
理由のひとつで

まぁあれだ


可愛くて
たまんないんだ


結局。

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