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第5章 4ページ目

だから佐伯さんは遠慮なくこういうことしてくるわけだ。この冴えない女に。


まぁ、外では仕事モードのようだし、大して生活は変わらないだろう


ん？じゃあどこで変わるの？え？また昨日みたいに抱かれる機会があるの？え？いつ？


いやいやないないない。普段通りの生活でどう行動に出てくるか見ものだ…へ、へへ…


内心そんなことを思っていると


「そろそろ引き返しますか？」


と、さっきまで携帯をかまっていた佐伯さんが聞いて来た


私はすぐに物思いの世界から戻って来て


「はい、上まで行けないのは残念ですが引き返しましょうか」


と言って私たちは元来た道を戻った