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嫌いじゃなかったの!?
第7章 6ページ目。



今日は真希ちゃんと会う約束をしている


久々にお休みが被って、前々から「紹介したい!」と言われていた彼氏さんを連れてくるらしい


私は言わなくてもわかるように、とても緊張していた


もちろん、人見知りだというのがある


私の人見知りは特に男性、特に特に!若い男性に発動するもので、確か相手の方は佐伯さんと同い年ではなかっただろうか


その時点でだいぶん緊張してしまう


ん?じゃあ今28の真希ちゃんとは5歳か4歳差。


学生時代だとそういう年の差は大きく感じるが、社会人になるとほとんど気にならない


だが、確か付き合って1年だと言っていた


そうすると、相手の方は付き合った当初は大学生だったことになる


どういう出会いをし、そこからどのようにして4、5歳年上の相手と付き合うことを決めたのだろう


自分より4、5歳年上の人と学生の頃に付き合う感覚はどのようなものか私にはわからない


ひょっとして最近はよくあることなのかもしれない


しかし、いかんせん私にはそんな経験はないし、そんな経験をした友達を持ってはいない


そういうことを知れるのかもしれないと思うと、がめついようだが、家から出ることに対しての憂鬱さが薄れたような気がした




人と人との出会いは1つの物語で、小説を読んでいて続きが気になってページを捲るように、2人の物語が気になってしまう


私もいつか、そんな恋愛物語を自らが紡ぎだすことができるのだろうか




そんなことを考えながら服を着替えて、軽くメイクをして、今日はプライベートだから髪はおろして軽くウェーブを作る。どうせ取れるんだけどね。



そして戸締りを確認して玄関に鍵をかけて歩きだす



夏服買いに行かなきゃなー


今日の帰りにでも買おうかな?




なんてお気楽なことを考えながら

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