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禁断背徳の鎖外伝・小指の選択
第8章 心の中の克服



「・・・
おはよう美紀さん?」


「・・おは‥‥よう‥」


ぁたし昨夜あのまま…



確かにオリバーさんは隣で寝ていた筈なのに、目が覚めたらもう‥しっかり服を着替えて何時も通り。



「怠い?
その‥‥あまりにも無理させちまったから・・」


「少し怠いけど、大丈夫だよ?」


うん、確かに怠い…
あれだけ長時間責められたら、怠い方が当たり前だとは‥‥思うよ?


でも‥気持ち的にはスッキリしてる…


受け入れたのはぁたし…
そして、朝になってまた突き放された態度じゃ無く、本当に心配しているオリバーさんの表情・・


そこは良かったって‥契約‥‥うんん、約束の代償、それはしっかり割り切ってるよ、これが一番良い方法だったって……



「・・無理してない?」


「・・・ちょっと‥だけ‥‥」


「もう少し寝ていても良いんだぞ?
それに仕事の方は入っていない、美紀さんが寝ている内に、俺が調整しといた」


「うん‥でもほら、シャワーくらい浴びないと…」


「まっ‥まぁそうだよな…
俺‥思いっ切りだったし、そのままは俺も不味いとは‥‥思う・・・」


あれ?


オリバーさん、少し顔を赤くして横を向いた・・・・ってぁたし!?



「・・・ひゃぁっ!!」


そのままという事は裸のまま!


慌ててシーツを手繰り寄せて身体は隠したけど、この状態でどうやってシャワーを借りよう??



「いや、俺は見て無い‥見て無いぞ・・・
・・何か朝飯を調達して来るから、その間にシャワーを使えば良いさ」


「・・そうする・・・」


幾ら何でも、こう日の光を浴びた状態で、裸を見せるのは流石に恥ずかしいじゃない。


宣言通りに、オリバーさんは朝食をと外出し、ぁたしはその間にシャワーを借りる事に‥‥‥


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