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第1章 宝娘
幸い二桁の面接を受けること無く私は就職できた。

特別有名とか、どうしてもこの会社がいいとかはまるっきり無く、唯一デスクワークがいい!という希望はあったから内定通知が届いた時はたぶん今まで生きてきた中で一番の笑顔だったと思う。

入社後、歓迎会があり、自己紹介はお決まりで、人前でニコニコと笑顔で話せない私はその第一難関を突破するだけで疲労困憊だ。


「今どき、愛想を振り撒く女子の中で君…福島さんだっけ?良かったよ。ある意味小気味いいって言うかさ」

「あ、ありがとうございます」


誰だ?ま、いいか。
あと一時間もしたら解放される。
早く時間がたたないかなあ。



一時間後、一次会はお開きに。



「行くよ、二次会!」

「あっ…いえ、帰りますっ!お疲れさまでした」



無理無理。私はもうへとへと。
一目散に駅へと向かった。



彼が私を変えたわけでは決してないが、たぶんこの夜がきっかけだったのかもしれない。

まだまだ長い時間はかかるのだが、私は今とは違う女になっていく。しかし私自身は気付いてはいない。


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