この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
青い残り火
第11章 第11章
「大丈夫だよ、学校中、朝からその話題で持ちきりだから。辞書ってさ、すっごい美人なの、ね、千紗」

「うん、でもそれどころじゃなんだよ」

「そう、それどころじゃない。ほらこれ見ろよ」

鈴木が携帯電話を机の上に置き、人さし指で画面を軽く叩いた。

…………っ!

二人は濃紺のソファに腰掛け、一枚の白い布を纏っていた。互いに見つめ合い、三島の手が西崎の頬に触れると、目を閉じた西崎の顔に三島の顔が重なっていった。
三島の肩口から背中が露になり、そこに西崎の白い腕が巻き付いてきた。
二人が裸である事は明らかだった。
そのままゆっくりとソファに倒れ込む途中で映像が途切れ、不意に小豆色の辞典が画面いっぱいに現れて止まった。

「……………」

「な、凄いだろ。てかヤバイだろ?」

「ど、どこからこれが……」

「みんなが利用してるアレに投稿されてたんだよ、でも発信者はわからない」

「これってさ、美術準備室だよね。私、覗いた事あるもん」

「あ、一馬どこ行くの?」

一馬は隣の教室に走った。開いたドアから必死の形相で芽衣の名を呼んだ。

/277ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ