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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第6章 素直になれなくて……

「でももうないよ。あれ…ヒロちゃんにあげちゃったもん」

──知ってる!

ほんとはね?悔しいから全部捨てようって思ってたんだけど、せっかく買ったから……
ヒロちゃんがいらないって言ったら捨てればいいと思って──

そうか……
ヒロちゃんスゲー喜んでたよ……

「ほんとにごめん」
「………//」

俯く葉瑠の顔を覗き込んだ。

「葉瑠?俺を見て…」
仲直りしたいんだ。


葉瑠を抱えてソファに深く腰掛ける。
「はる?「………明日の準備、しなきゃ」

俯いたまま俺の膝から降りようとするから─
「いいよ俺がやるから」

「……ご飯、冷めちゃうよ」
うん。それも俺が自分で温める。

キスをしようと近付くと顎を引いて横を向く!
なんで逃げるの?まだ許せない?

「…………」黙って俯くから強引に近づいた。
いいよね?

「ダメ!しない」なんで?

俺明日から3日もいないんだぞ!
このまま行っちゃってもいいの?

「……いいよ仕事だもん」
そんな~許してくれないの?
どうしたらいいんだよ─

「じゃぁさ、お土産買ってくる何がいい?」

「いいよお土産なんて、いらないから」
何を言ってもうまく躱されるからもうヤケクソ

「そうだ…じゃ俺が葉瑠に似合いそうな下着買ってきてやる。な?それどう?」

葉瑠はまた今度でいいから…俺の買って来て?

「下着のプレゼント交換しよ、な?」


すると……葉瑠が少しだけ笑ってくれた。
……「クスッ……やだよ」

それがスゲー嬉しくて…

いいじゃん買って来るから
「クスッ…ヤダ、いらないったら」

ほらっまた笑った!

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