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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第7章 恋愛倦怠期

洋子さんの口利きでホテルの予約も取れてひと安心。

もちろん部屋は別々─
あとは水着を買えば終わるんだけど……

ここでやっばり鏡也君が…
「俺も一緒に行く」
え~!いいよ来なくて。

洋子さんと一緒に水着を買いに行こうって約束してるのに絶対行くって聞かないの。

「ツマラナイ水着を買いそうだから」
なに…ツマラナイ水着って。

「俺が葉瑠に似合いそうなのを選んでやる」
それが怖いんだけど……

もうさっきから…
自分で鏡を見ただけじゃ似合ってるか分からないとか、身体のラインを見せすぎてもダメだし、かといって隠しすぎてもダメなんだとか!

「葉瑠──聞いてる」
はいはい。聞いてますよ!

もう分かったから。

鏡也君の粘り勝ち「よし…じゃ行こ」ガクッ

洋子さんに一応連絡。
いきなり連れてったらビックリしちゃう!


(クスクス─やっぱり?鏡也君なら言いそうね)
いいわ2人で行ってらっしゃい!

ごめんね!

「なんだ洋子さんのも選んであげるのに」
それは洋子さんがイヤでしょ!

じゃ行くよ──

.:*:・'°☆
いざとなると選ぶのが難しい。
マネキンさんはプロポーションいいから…どれも素敵だけど。

私には……似合いそうにないよ。

もうデザインより体型をカバーしてくれる水着にしよう。適当に選んで試着室に行こうとするのに鏡也君からすぐダメ出し。

「ダメだよこんなの、こっちの方がいいよ」

え~やっぱり鏡也君が選ぶのは大人の水着。

これは私にはちょっとハードルが高いよ……
「そう?いいから取り合えず着てみ」

あっそれと、これもね!

はぁ~分かったよ!

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