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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第8章 癒されたい!恋のバカンス①

俺そんなこと言った?──言いましたけど!

あっそう?─
じゃ、次は声出さないようにヤロうね…

「………グッ…///」もうっそんな笑顔で……

クスッ、
「さぁ、まだ起きるには早いけど、どうする?」
ニヤニヤ

どうするって……
鏡也君の事だもん、きっともう一回する?とか言うんでしょ?

もうしないからね。まだ身体が怠くてしょうがないんだから……
「眠いから寝る」

なんだ残念!………ほらやっぱり。

「……じゃ寝てな、お休み」ドサッ!あ~
頭から布団を掛けられミノムシみたいに包まれた。

ちょっと……熱いし苦しいでしょ!
もうなにしてくれてんの。

もがいていると
バタン……ん?ドアの閉まる音。
え?……鏡也君どこ行くの……
「ちょっと鏡也君」ガサガサ

ぷはぁ~!やっとの事で顔を出したのに、やっぱり鏡也君の姿がなかった。
こんな夜中にどこ行ったの。


バシャバシャ……ハア~…
…………へ?今、声が……あ~!

ドスン、痛った。慌ててベッドから飛び降りたら
脚がもつれて床にダイブ…

四つん這いのまま内風呂のドアを開けた。

ガチャ
「鏡也君─ズルい~」
「あっ、クスツ…なんだ、来たの?」

なんで1人でお風呂入ってんの、一緒に入ろうって言ってたくせに!
「葉瑠が寝るって言ったんだぞ」
だって…それは、鏡也君が変な言い方するから…

「私も入りたい…」
「じゃ来れば」うん……
力の入らない脚を引きずりながらなんとか立ち上がると鏡也君が慌てて抱き上げてくれた。

「転んだら困る」
ありがと、

でも、今さっき転んだとこだけど…………

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