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その唇に愛を
第1章 ▽ プロローグ
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「俺、そろそろイキそうだから…腰速めるぞ」
彼の言葉を否定するなんてこと、私はしない。
「うん…いいよ…」
その言葉を合図に、彼は腰の律動を一気に速める。
肉棒は奥を突いては離れ、そこから漏れる甘い快感に瞼を閉じ吐息混じりの声で喘ぐ。
「アアアアッ…!!!! ゥン…」
「……ハァ、もっと…高く……」
高く、とは私の喘ぎ声のこと。
ああ、今日はなりきれなかった。いい感じで出来てると思ってたのに。
心の中でもう何十回目の反省をして、快感を頼りにより高く甘い声を出す。
やがて、私の出す声に満足した彼は体重を少しだけ私に預けるように抱きしめ、最後の追い込みをする。
私も彼の首に腕を回し、身を委ねた。
2人同時に果て、意識を手放す寸前
「彩香…」
と、彼が愛おしそうに呼ぶ声を聞いた。
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