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第4章 ＃3

『今週、瀬戸の店に行ってみない？都合のいい日があれば連絡して』


圭吾からだ。


直輝に醜態さらして、未だ自己嫌悪に陥っているけれど……彼が今、どんな仕事をしているのか気になる。


『木曜日なら大丈夫だと思う』

メッセージを送信して、ベッドに横になる。



一人じゃ直輝のところへは行きづらいし、圭吾が誘ってくれてよかった……。


昨日、私を ” パンダ ” と笑った直輝の顔が浮かぶ……。



やっぱり気になってる。直輝が仕事を辞めた理由 ──。


そして、何より……

直輝……今、幸せ？



私はそっと目を閉じた……。