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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第9章 本社内はトラブルだらけ



(そういえば、堀之内部長の腕ってどれくらいなんだろう?)


端末ロックを解除しながら、ふと疑問に思う。


前の‥チームリーダーだったけど、部長職が忙しくて最後までプログラムしている姿は見れなかった。


紀永があれだけ信用しているのだから、人間性もプログラムの腕も確かだと思う‥
全く見れなかったのが、少し残念な気もしないでもない。



「また機会があるのかな?
それより仕事仕事」


内容的には変わり無し‥と思った横に、大量のアナログ‥つまり紙の書類が山ほど!?



「へっ?
なんで書類の山!?」


「ああ‥
随分溜まりましたから、一気に処理して貰いましょうかと‥‥」


「・・・・・マジ」


あ‥久しぶり言っちゃったマジ発言‥
だって、言わさるくらいの山なんだよ‥‥



「何時も通り、監視カメラその他、私が出来る事は手伝いますので、そちらの処理お願いします」


「はあ・・・」


ちょんと、デスクに備え付けの重厚な椅子に‥
こんな時は、この椅子ですら恨めしい。



「・・・
うわー理由付きじゃないと返せない物まで‥
何時まで掛かるだろう」


「1日で全てとは言っていません‥
提出期限が早い物から上にしていますので、その通りにやれば数日で終わります」


い‥意外に遠藤さんって鬼だった‥
紀永が零すのも分かる‥うん。


選ぶという選択が出来ない以上、上から順に書類を見て行く事に‥



「嫌いじゃないんだけど、この量になる前に持って来て欲しかったかな?」


「チームプロジェクトの邪魔になってはと、会長の判断です」



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