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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第9章 本社内はトラブルだらけ



「遠藤さん、私の方は終わりです」


「こちらも転送中ですので、直ぐ終わります」


うっ、あれだけの量を渡したのに、遠藤さんの処理能力って、本当に人並み以上‥
情報処理だけを見たら、私の方が負ける、多分葉山さんでも‥‥


これでプログラミングも出来たら‥惜しいなぁ‥
でも、これが遠藤さんなんだよね秘書特化。



「あ来ました‥
‥‥はい、大丈夫です‥
プリントアウトしたら、今日は本当に終わり」


「少し時間が掛かりましたか‥
今日でこの時間でしたら、明日からは‥私も毎日という訳にもいきませんし、一色でも回しましょうか美紀様?」


確かに一色さんも処理能力は早い‥でも‥‥



「うんん、1人で大丈夫だから‥
遅くなったらマンションかホテル‥でしょう?」


「極力お帰りになりたいかと‥‥」


「仕事は仕事だもの‥
どうしても無理な時は頼むから‥ね遠藤さん」


「・・分かりました」


紀永との約束、無理はしない‥
別にマンションやホテルが嫌な訳じゃない、ただ帰った方かという私の思いが強いだけ。



「全部終わったかな?」


「では私は出来上がった書類を下に‥
後‥美紀様の車を置いて、乗って行きましょう」


「・・・・・また‥
それで前にトラブルになったでしょう・・・」


遠藤さんと、行動を共にしているのをバレないように、本社正面から出て高橋さんとのバトル・・



「それも踏まえて、今日は重役スペースに車を停めていますので、そのまま一緒で大丈夫ですよ」


「みんなで用意周到」


重役用の駐車場は別場所‥
一般と違うから、社員が彷徨く事も無く、重役フロアーのエレベーターから、直接駐車場に行けるのよね。


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