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誰にも言えない
第3章 妊娠
「早い方がいいですが。」

¨殺すんだよね?赤ちゃん…。¨

「お願いします。」

おじさんが、そう言って、先生と相談している間、私は、外の待合室で待っていた。

¨赤ちゃんが、どこかで泣いてる。¨

その声が、私の胸を締め付ける。

ガチャッ…

「行くぞ。明日、ひとりでこれるか?麻酔が醒める頃には、迎えには行けるから…」
「うん…。」

なんとなく、おじさんの声が、ホッとしてるのが伝わる。

¨あんたのせいで、こうなったのに!!¨

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