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哀しい唄
第2章 治療と奴隷
早百合が、若年性認知症の初期と診断されてから、昼間は、ヘルパーに頼み、夜は桃花と二人で様子を見るようにはなった。
「あらぁ?どうしたのぉ?海くん、今日は、おねんねしてくれないのねぇ。」
「早百合?それは、人形なんだよ。」
「…。」
そう言っても、わかる時とわからない時があるらしく…
「あなた、なに言ってるの?海くんはね、私とあなたの子供なのよ?やーねー。」
「ママ?」
「あなた、だーれ?」
「早百合?さっ、もう今日は休もうか?お薬飲もうな…。」
「ママ?」
「桃花?お前は、来るな…。」
ゴクッ…
早百合に薬を飲ませ、眠るまで側にいる…
「あらぁ?どうしたのぉ?海くん、今日は、おねんねしてくれないのねぇ。」
「早百合?それは、人形なんだよ。」
「…。」
そう言っても、わかる時とわからない時があるらしく…
「あなた、なに言ってるの?海くんはね、私とあなたの子供なのよ?やーねー。」
「ママ?」
「あなた、だーれ?」
「早百合?さっ、もう今日は休もうか?お薬飲もうな…。」
「ママ?」
「桃花?お前は、来るな…。」
ゴクッ…
早百合に薬を飲ませ、眠るまで側にいる…