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哀しい唄
第5章 そして、事件が起こった
「俺、訳が…」
「あなた?赤ちゃん、見て。息、してる?」
茜に言われ、ベビーカーで寝ている赤ん坊に手を触れようとしたが、躊躇った。
白いベビー服に、この赤黒いのは…顔も…
「あなた、これ…」
ベンチに座って、ニコニコと私を見てる女性…
「電話あるか?」
「うん。はい…」
持っていた携帯を渡した。
「あぁ、俺だ。今から、笹倉公園ってこれるか?あぁっ?!同じ名前だ。連れてこい。死んでる。いる。あぁ、頼む…」
茜の目の前でベビーカーに横たわってる徳永隼人くんに、ベビーカーの幌を被せた。
「あなた?赤ちゃん、見て。息、してる?」
茜に言われ、ベビーカーで寝ている赤ん坊に手を触れようとしたが、躊躇った。
白いベビー服に、この赤黒いのは…顔も…
「あなた、これ…」
ベンチに座って、ニコニコと私を見てる女性…
「電話あるか?」
「うん。はい…」
持っていた携帯を渡した。
「あぁ、俺だ。今から、笹倉公園ってこれるか?あぁっ?!同じ名前だ。連れてこい。死んでる。いる。あぁ、頼む…」
茜の目の前でベビーカーに横たわってる徳永隼人くんに、ベビーカーの幌を被せた。