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第1章 春

蓮で、いいよ？

誰だっけ？


泣きそうになる。。。


茉莉です。。。


そうだったな。。。？

茉莉は、あんまり感じない方？


わかりません。。。


でも、濡れてるよ？


私のスカートを捲り、指がなぞる


さっき見た時に、濡れてしまったソコは下着を汚している


うちの両親のヤッてるの、見た？


見てないっ。。。あ。。。


指がクリトリスを擦りながら耳元で、囁く


あんまり、感度良くないね？

はじめて？


はい、。。。


体が離れて、私に、笑いかけてくる


いまいちだな？

残念。。。

かわいいのに？


え。。。？


じゃあ、気をつけて、帰ってね？

バイバイ

ゆりちゃん？


茉莉です。。。


小さな声で反抗するが、蓮には、届かない。。。


さようなら。。。


...


家に帰ると、珍しく父親がいた


ただいま？


おかえり？

珍しく、遅いな？


橘の家で勉強会してたから。。。？


陸？


そうよ？


珍しく、父親が私に、話しかけてくる


そう言えば、詩織さんが、お父さん、元気？って聞いてたよ？

知り合いなんだね？


詩織さん？


友達が皆、詩織さんが若くて綺麗だから、おばさんなんて呼べないから詩織さんって呼んでるんだって？

綺麗だよね、詩織さん。。。


珍しく父親が笑う


詩織は、俺と同い年だぜ？

誕生日が遅いから、39になったばかりだけど？


若いじゃん？


じゃあ、俺も若いな？


うーん。。。何か違う。。？


珍しく父親が笑いながら会話をするせいか、心が緩んでいく


橘の家って、両親ラブラブで、びっくりしちゃった。。。


そうなんだ？


ずっといい感じで、くっついてたよ？

何か、羨ましい。。。


母親が、リビングに入ってくる


急に、空気が凍りつく


気にしないで、父親が話してくる


詩織、元気だった？


詩織さん、笑顔が可愛らしくて素敵だよね？


確かに、かわいいよな？

昔から、変わらないしな。。。？


知り合いなの？


まあな？


母親が会話に割り込んでくる


お父さんの忘れられない人なのよ？

高校生の時に、つき合ってた元カノよ？

未だに、忘れられないのよねぇ？


え？


おい？

茉莉に、話すことないだろ？