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好きになった人
第4章 冬
え?

直樹が、言ったの?


ハイ。。。

詩織さんに聞いてみなって。。。

どういう、意味ですか?


っ。。。


詩織の目から涙が流れていく


ごめんね。。。

陸のことは、忘れてほしい。。。

ダメなのよ。。。


どうして?

私、好きになってしまったんです

忘れたくて、先輩と付き合って。。。

陸が、頭から離れなくて、苦しい

そんな時、お父さんが急に言い出して

詩織さんが、反対しないなら陸を掴まえたいんです


掴まえたいね。。。?

やっぱり、あの女の娘ね。。。

同じように取られちゃったわ

次は、陸を狙ってる。。。


詩織さん?

私、変なこと、言いましたか?


いいのよ。。。

茉莉ちゃんが、悪いわけじゃないの

悪いのは、私

直樹の思い通りにはいかないわって、伝えてくれる?


わかりました。。。


茉莉ちゃん、陸だけはダメ。。。

まだ、理由は言えないけど

ダメなの。。。

蓮が好きだったんじゃないの?

蓮となら、反対しないわ。。。


え?


ますます、よくわからない。。。


泣きながら、私に陸だけはダメだと言う


何で?わからない。。。


お菓子を受け取り、陸の部屋に入る

みんなで、問題を出しあっていた


茉莉、遅いよー?


陸が私を見てくる


詩織さんに、呼び止められて。。。


陸を見ると、睨んでいる


大した話してないから?


ふーん?


一緒に座り、一緒に問題を出しあっていく


帰りにもう1度話しが、したい。。。

こんなに、モヤモヤしたままじゃイヤだな。。。


勉強しといくと、あっという間に時間は過ぎていく


ねぇ?晩御飯、食べに行かない?


璃子達が、口々に言い出していく


みんなで、晩御飯を食べに行き、解散するのが決まり陸の家を出る


結局、最後に話すチャンスはなかったな。。。


陸のお父さんも、帰ってきて、話しかけるチャンスはなかった


何で?ダメなのか、知りたい。。。


お前、抜け駆けした?


陸が、私を見てくる


してないよ?


でも、茉莉が悪いこと考えてる気がする

何を話してたの?


何も?

お菓子の話よ


ふーん?





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