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好きになった人
第4章 冬
電話を切り、ため息が漏れる

はあっ。。。どうしよう。。。

拒む自信がない。。。

体は直樹を欲しがっている

帰りに誘われたら、きっと、ついて行ってしまう

拒めないよ。。。

だって、体は直樹を欲しがっている

やっぱり、離婚した方がいいのかな。。。

愛してるのは、誠だけど、体が欲しいのは直樹だ

愛してくれなくてもいいから、快感に溺れたい

はあっ。。。私のバカ。。。

どうしようもない

体は正直だ。。。

陸のこともある。。。

直樹に抱かれては、ダメ。。。

理解できるけど、体は直樹を欲しがっている

はあっ。。。

どうしよう。。。

誠は、気づくわ。。。

3週間抱かれてなくても。。。

直樹に抱かれたら、気づく。。。

抱かれたくて、堪らない。。。

拒む自信がない。。。

車から降りて、サッカーしている陸を見る

楽しそうにしてる

私は、母親なのに。。。

陸を見るとキュンとなる

直樹が、陸を見て笑いかけている

直樹からしたら、5年以上も陸を見て教えていたのに、父親だと親子だと知らなかった時間をどう考えいるんだろう。。。

私を恨んでいるのかな。。。

直樹を見ると、陸を見て笑いかけて、二人で私を見て、手を振る

心が震える。。。

何で?

何で?二人で私を見ているの?

苦しいよ。。。

やっぱり、横顔が似てる。。。

私の好きな顔だ。。。

口癖や言葉使いは、誠そっくりだ

どうしたらいい?

陸は、直樹と笑いながら、コートに走っていく

直樹の顔を見ると、切ない顔してる

誠を思うと、キュンとなる

わからない。。。

どうしたら、正解か、わからない。。。

はあっ。。。ため息しかでない

直樹が、陸を諦めるのは、無理だろう。。。

どうしよう。。。

直樹に、話さなければよかった。。。

知らなければ、あんな顔させずに済んだのに

親子だと、知って、どう思ってる?

帰ることも出来ずに、まだこうして見ている

どこで、間違えたんだろう。。。?

あの日、同窓会

私は油断していたし、酔っていた

直樹は、来ないと聞いていたせいか安心していた

みんなに、勧められるまま飲んでいた

久しぶりに、同級生と会って、高校生に戻っていた







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