この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
好きになった人
第6章 夏―2
土曜日、陸の家に行くと、陸はサッカーに行っていた

詩織に教えてもらいながら、下ごしらえをしていく

晩ごはんの下ごしらえを終わると、詩織が話しかけてくる


アップルパイ、焼こう?

陸、好きなのよ?


そうなんですか?

でも、難しそう。。。


え?

茉莉ちゃん、おばあちゃん元気にしてる?


おばあちゃんですか?

まあ、元気です

手が麻痺してからは、料理とか、してませんけど。。。


そう。。。


一緒にアップルパイを作って、焼き上がりを待つ


茉莉ちゃん、直樹とおばあちゃんにアップルパイ持っていってくれる?

直樹も好きなのよ、アップルパイ。。。

このアップルパイ、昔、付き合ってた時に教えてもらったの。。。

アレンジして味は少し違うけど。。。

おばあちゃん、私が一人で作れるまで何度も教えてくれたの。。。

てっきり、茉莉ちゃんも教えてもらったと思ってたけど、料理できないなんて知らなくて。。。

何かある度にアップルパイ焼いて、頂いたのよ

懐かしいな。。。


そうなんですか?

初めて聞きました。。。

お父さんも、甘いものは食べないし。。。


ふふっ

男はマザコンだから、母の味は食べるのよ?

茉莉ちゃんが作ってあげたら直樹も喜ぶよ?


私も、一人で作れるようになるかな?


大丈夫。。。

陸も、好きだから喜ぶよ?


詩織さん、教えてくださいね?


もちろんっ


焼き上がったアップルパイを切る

サクサクして、カスタードクリームの甘い匂いと混ざる

箱に入れて、持たせてくれた

ハンバーグを焼いて、えびフライを揚げていく

陸が帰って来て、みんなでご飯を食べる


陸、茉莉ちゃんが作ってくれたのよ?


詩織が陸に話しかけている


ああ、美味いよ?

母さんの味だから、同じだろ?


すごいスピードで食べていく

蓮も、誠も美味しそうに笑いながら今日1日の話をして食べている

楽しい夕食を終えて、アップルパイを食べた

アップルパイを食べながら、詩織を見ると誠に笑いかけている

ふと、詩織と目が合うと笑いかけてくる


美味しい?


ハイ

美味しいです


また、作ろうね?








/422ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ