パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第8章 夏―2.9

髪を撫でられながら、私を見ている


っ。。。ダメだよ。。。？


どうして？


唇が近づいてくる


だから、うつるよっ？


うつらないから、大丈夫。。。

うつっても、詩織が看てくれるから。。。？


唇がふれる瞬間に、ドアが開いた音がして、誠がパッとベッドから、離れた


おはようございます。。。？


ダメだよ。。。？ノックしないと？


茉莉が、勝手に開けたんだろ？


違っ。。。陸が開けたんでしょっ？


茉莉と陸と蓮の声が聞こえる


おい？

お前達は、ノックくらいできないのか？


誠が怒りながら、３人を見ている


はあ？いいだろ、家族なんだから？


陸が怒りながら、私に近づいてくる


母さん、大丈夫。。。？


陸は、今日も元気ね。。。


朝まで、抱きしめられていた横顔に似ている。。。

陸の顔にふれると、照れた顔になる


っ。。。何？


なんとなく。。。


いじわるそうに、笑いながら見る顔が重なる


まだ、熱いよ？


そう？


茉莉を見ると、私を心配そうに、見ている

茉莉と、一緒だということは二人は一緒に学校に行くのだろう。。。


学校、遅刻するよ？


まじ？もう、行かないと

じゃあね？母さん


陸と茉莉が、あわただしく出て行った


父さん、退院できる時間聞いてくるから？


蓮が部屋から出て行く


詩織。。。？


うん。。。？


続き。。。いい？


え。。。はあっ。。。


熱い体をゆっくり起こすと、息が苦しい。。。


ふわっと、抱きしめられて、おでこをくっつけてくる


また、少し熱いな。。。？


おでこに、キスしてくる


んっ。。。


私の反応を見ながら、頬にキスしてくる


っ。。。


クスクス笑いながら見る


顔が、赤い。。。

赤いのは、熱のせい。。。？


もうっ。。。離れて？


いいよ。。。帰ってくるんだろ？

一緒に、帰ろう？

会社に行くよ。。。

行ってくる。。。


隙ができると、ふれるだけのキスして、離れていく


誠。。。？


ん？


いってらっしゃい。。。