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好きになった人
第8章 夏―2.9
でも、私じゃ、役にたてませんよ。。。


茉莉じゃないと、ダメなんだ。。。

他に頼める女の子、いないんだよ。。。?

お願い?


う。。。

断れない。。。

断りにくい。。。

病院に付き合うだけだよね。。。

側にいるだけだよね。。。


一緒にいるしか、出来ませんよ?


じゃ、オッケーてことだよな?


はい。。。

私も、詩織さんが病院に行かないのは、気になりますし。。。


入院していた、あの日、お父さんに協力して陸を引き留めた責任もある

あの日、お父さんは、初めて朝帰りした

どんなに、浮気していてもその日のうちには帰ってきてたのに。。。

浮気じゃなくて、本気になってる

片棒を手伝った私は、お母さんから冷たく見られた


じゃあ、茉莉、土曜日に迎えに行くから?

9時でいい?


はい


電話を切る

土曜日か。。。

詩織は、体調は悪いんだろうか。。。?

お父さんのせいで、悪化したんじゃないだろうか。。。

確かに、急に入院して、原因もわからないまま退院して、病院に検診に行くのは怖いよね。。。

妊娠の件で、詩織には、嫌われている気がする

今回は、また前みたいに、話したりできるかもしれない。。。

まあ、前向きに考えたら、詩織と仲良く戻るチャンスだ

陸には、言わなくていいよね。。。

うちの親にも言わなくていいだろう。。。

特に、お父さんには知られないようにしなくては。。。

土曜日、お父さんは陸の試合だから大丈夫だろう

流産か。。。

本当に、流産したら、辛いんだろうな。。。

流産した詩織と、流産したことにする私

全く違うな

お腹を擦りながら考えていく

空っぽ。。。なんだよね。。。

やっぱり、心が痛い。。。

詩織の病院が終わったら、お母さんに話そう。。。

やっぱり、妊娠してないってちゃんと、陸に話したい。。。って

嘘をつくと、嘘を重ね続けるのは辛い

好きな人には、嘘をつきたくない。。。

間違いだって伝えないと、きっと後悔する

お母さんも、わかってくれるよね。。。





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