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好きになった人
第2章 夏
茉莉は、焦っていた

陸が、近づいてきて私に文句を言っている間に、詩織を見失ったからだ。。。


私達が言い合いしても、仕方ない。。。


視界の端に、詩織を見つける

お父さんは、反対側にいる



橘、こっち。。。


陸の腕を掴み、先回りして教室に向かう


詩織が、教室に入るのが見える


陸の腕を掴み、視界の死角に入る


詩織は、無防備な感じだ

気づかれていない


15分くらいして、お父さんが教室に入るのが見える


教室を覗くと、詩織が机に頭を預けて寝ているみたいだ。。。


茉莉、こっち。。。


不意に、陸に捕まれて抱きしめられているみたいになる


寝ている詩織に、優しく笑いかけているのが見える


手が、詩織の頭を撫でようとした時に、ガラッとドアが開いた


誠が、教室に入っていく





俺の奥さんにさわらないでくれる?





茉莉も、陸も凍りついたように息を潜める





誠が詩織に近づくと、お父さんは、離れて教室から出ていった


誠が詩織の髪を撫でている


風邪ひくぞ?

幸せそうに、寝てやがる。。。


詩織の頬をつまんでいく


いひやあいっ

誠?何で?


何で?じゃないだろ?

こんな所で寝るなよ?

下から、窓の外に手を伸ばしてるのが見えたんだよ。。。何してた?


ふふっ

空を掴まえたくて。。。

高校生の頃によくやってたのを思い出して、空を見てたのよ


無防備に、寝るなっ

ほら、帰るよ?


詩織の髪を撫でて優しく笑いかけているのが見える


誠、片付けは?


詩織が寝てる間に終わりましたよ?


ふふっ

ありがと


見つめ合うと、どちらからともなくキスしていく


高校生の詩織は、教室でキスしてた?


ふふっ

内緒。。。


帰ろう?


うん


二人が教室から出ていく


あんまり、収穫はなかったな。。。


そうだね。。。


不意に、抱きしめられているのを思い出す


橘、離して?


ああ、ごめん。。。


体が離れて、心臓がドキドキする


陸を見ると、顔が赤い。。。


きまづくなり、黙ると陸が話しかけてくる


お前、いつも見張ってる?


たまにかな?


尾行する時は、誘えよ?


わかった

橘も、ぬけがけしないでよ?


わかってる。。。
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