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月光の誘惑《番外編》
第3章 月に臨み、月を望む。

「んー、三回目、イケそうかな? 先生、どう?」
「どう、って……まだ勃っているけど」
「じゃ、イケるかな。次は私が上ね」
「は?」

 理解が追いつかない。
 こんなに早漏な男は、たいてい嫌われるのではないか?
 全く動いていないのに、二回も出した早漏だぞ?
 あかり、全然気持ち良くなってないだろ?

「挿れたままするの、好きだよ」
「え」
「夜はまだ始まったばかりだもんね。暖めてよ、湯川先生」

 言われるがまま体位を変え、騎乗位のあかりに攻め立てられ、またすぐに果ててしまった俺を責めないでほしい。
 あんなの、我慢するほうが無理だ。

 妄想の中の村上ミチは、あんなことしなかった。あんなに美味しそうに精液を舐め取ることも、あんなに激しく腰を振ることも――あぁ、もう!

 妄想の中の女より、現実の女のほうが怖い。
 そして、愛おしい。狂おしいくらいに。

 俺は、月野あかりに恋をした。
 その気持ちを押し隠すことを誓わなければならない、愚かで残酷な、恋の始まりだった。

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