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初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第10章 スイート・ハネムーン
「洗ってくれ」

柚希がヒノキの椅子に腰を下ろした。

私も柚希と同じように髪の毛を洗い、ボディソープを手に付けて少しだけ泡立て、恐る恐る背中に擦りつける。

自分とは違う広くがっちりとした肩幅の背中。

幼い時、一緒に入った父の背中を思い出す。

背中の前面に泡を付けた所で、柚希が立ち上がった。

「今度は前を洗ってくれ」

「え、あ・・・うん」

私は柚希のカラダの前に回った。

「丁寧に洗ってくれよ」

「うん」

私はヒノキの板の間に両ひざを付き、柚希の屹立したモノを優しく両手を包むように触り、泡を丁寧に擦りつけていく。

私の手の中で脈打つ柚希のモノは血管が浮き出ていて、妙に温かく、反応してピクビクと動いていた。

雁首の辺りとか裏筋とかよく見れば、男性のモノって…グロテスクな形をしている。
あの秘宝館で見た巨大な男性性器のオブジェと同じモノが私の手の中に在るんだ。
柚希は綺麗な顔していても性別は男性で。



私は手を止め、ジッと見つめてしまった。

「俺のモノに興味深々だな・・・」

「…だって…私にはないし・・・」

「あったら、眞彩と結婚しないよ」

柚希の手が優しく私の頭にポンと乗った。

「そこはいい…胸を洗ってくれ」

「うん」

私は立ち上がって胸板に泡を付け、両手で全体に広げていった。硬く筋肉質な柚希の厚い胸。

私はこれからもこの胸の中で抱かれ続ける・・・









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