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友達のままがいい
第3章 過去(中学生)…
夏が過ぎ、秋にさしかかろうとしていた頃。
今日も一人お弁当を食べていた。
気持ち良い風が吹き、ウトウト眠りに落ちそうになった時、声が聞こえてきた。
「ねぇ…ここ学校だって…誰かに見られたら…」
「誰もこないって。入学したてのころ毎日来ていたけど誰もこなかったから大丈夫だよ」
顔を見ないでも声でわかる。
彼だと。
彼女だと。
そっと二人の声が聞こえてきた方を覗き見る。
彼の背中が見える。
その後ろに彼女がいる…
何をしているのだろう。
ヒソヒソ話でもしているのだろうか。
何も知らない私はそう思った。
だけど違っていた。
彼女の両手が彼の背中に回り抱きつく。
少し角度が変わり二人がキスをしているのが見えた。
最初は唇を重ねるだけの軽いキス。
唇を離し見つけあい、照れ笑いをする。
彼の手が彼女の頬を撫でる。
そしてまた唇を重ね合わせる。
今日も一人お弁当を食べていた。
気持ち良い風が吹き、ウトウト眠りに落ちそうになった時、声が聞こえてきた。
「ねぇ…ここ学校だって…誰かに見られたら…」
「誰もこないって。入学したてのころ毎日来ていたけど誰もこなかったから大丈夫だよ」
顔を見ないでも声でわかる。
彼だと。
彼女だと。
そっと二人の声が聞こえてきた方を覗き見る。
彼の背中が見える。
その後ろに彼女がいる…
何をしているのだろう。
ヒソヒソ話でもしているのだろうか。
何も知らない私はそう思った。
だけど違っていた。
彼女の両手が彼の背中に回り抱きつく。
少し角度が変わり二人がキスをしているのが見えた。
最初は唇を重ねるだけの軽いキス。
唇を離し見つけあい、照れ笑いをする。
彼の手が彼女の頬を撫でる。
そしてまた唇を重ね合わせる。