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友達のままがいい
第3章 過去(中学生)…
見てはいけないものを見ていると分かっていても動けない。
目を逸らすことができなかった。

舌と舌を絡ませ濃厚なキスに変わる。
彼女の甘い吐息が漏れているのが表情で読み取れる。
そんな彼女の表情に嫉妬する。
彼は濃厚なキスをしたままブラウスのボタンをはずしていく。
慣れた手つきでブラをずらし直接手で包み込む。
淡いピンク色をした乳首を彼が摘み上げる

「あっ…」

彼女の口から艶めかしい声が漏れる。

「声がまんして…」

彼の優しい声が耳に届く。
彼女は彼の胸に顔をうずめ、背中に回した指に力を入れシャツを握りしめる。
その行為が、見えていない私の想像を掻き立てる。

彼の手が動き、スカートの中に紛れ込む。
驚いたのか、とっさに彼女が彼の手を止める。

「…怖い…」

彼女の、つぶやきが聞こえる。

「大丈夫。こわくないから。愛しているよ」

甘く囁く。
その言葉に彼女の手が彼の腕から離れる。


ちょうどその時、チャイムが鳴り響く。

3名のため息が重なり合った。
ように感じた。
彼は『残念』とつぶやいて彼女の手を引きながら校舎に戻って行く。
あとに残されたのは私だけ。
見てしまった恥ずかしさと嫉妬でかき乱され、下を向いた瞳から涙がとめどなくこぼれ落ちる。
あんな優しい声を聞いたことがなかった。
彼の相手が私でないことに嫉妬した。

その日から、その場所には行けなくなった。
思い出してしまう辛さと、また来てしまうかもしれないと思うと足が遠のいた。
居場所がなくなった私は違う場所を探して一人の時間が続いた。
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