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契約的束縛ー羞恥公開調教
第12章 美波と調教師2



しっかりメイド服を着てから、仁科さんの部屋を後にして。
一度自分の部屋に戻ってから、朝食だと思う。



「・・・
やっぱり傷が無い・・・」


鏡台で頬を見たら、傷は綺麗に消えている。
ついでに昨日、仁科さんが首筋に噛み付いた痕すらも無い。



「・・・
全て仁科さんの力・・・」


疑問に答えは出たよ。
若手代議士刀谷隆弘を惨殺したのは、仁科さんだって。


・・・だけど・・・


櫻澤さんに他言無用って言われた事よりも、更に言えない。
仁科さんが犯人だなんて、誰にも言える訳が無いでしょう。



「・・・
それも踏まえて、私は条件を飲んだ‥
仁科さんは仁科さんだって結論付けて、そんな私が言える訳が無いよね・・・」


もう一度だけ鏡を見て、私は朝食の為に立ち上がる。
今はまだ9時、朝食には少し早い時間だけど、早く行くのには理由があるの。





「ん――
お米と‥‥次は何にしよう?」


キッチンで、朝食を作りながら在庫チェック。
今日は本郷さんが、買い出しに行ってくれる日だから、不足分と数日分の夕食の材料の書き出し。



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