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淳、光と闇
第7章 小さな命 武への愛
淳はそれを黙ってみている。

最後に淳は挨拶に立った。

「武君は私のかけがえのない
弟でした。
そこには血の繋がりなんて
関係ない、いやそれ以上の
絆がありました。
私にとって今、大切なもの…
失ってしまいましたが
武の残していった想いを
無念だった想いを…
私は引き継いでいきたいと…
叶えたいと思います。」

省吾と由美はその言葉を聞くと

静かに席を立った。

竜馬と優子も後に続く。

外に出て省吾は三人に

「わしは…今まで…
多くの葬儀に参列したが…
今日ほど悲しく、そして
強い気持ちの葬儀は初めてだ。
淳ちゃんの気持ち…
察して余りある…」

そう言って涙した。


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