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淳、光と闇
第11章 片羽の天使
「はい…」
「あんたね…
恵ちゃんの母親でしょう?
なんで…なんで…
娘を捨てるの!!
あの子、恵ちゃんは強い子よ。
決して親を恋しがらなかった…
でもね…一人になると…
親子で話しているのを見ると
決して人には見せない悲しい顔をするの…
あんた…恵ちゃんがどれだけ
寂しい思いしてきたか分る?
どれだけ泣きたかったか分る?
分らないでしょう…
あんた…母親を名乗る資格ないわよ!!」
二人は物凄い形相で母の胸倉を掴んで詰め寄った。
「おやめなさい!!」
後で看護師長が怖い顔で睨んでいる。
「だって…」
「良いから…」
看護師長は母に
「お母様…
せめて…恵ちゃんの
手術が終るまで…
付き添って頂けませんか?」
物静かに言う。
「あんたね…
恵ちゃんの母親でしょう?
なんで…なんで…
娘を捨てるの!!
あの子、恵ちゃんは強い子よ。
決して親を恋しがらなかった…
でもね…一人になると…
親子で話しているのを見ると
決して人には見せない悲しい顔をするの…
あんた…恵ちゃんがどれだけ
寂しい思いしてきたか分る?
どれだけ泣きたかったか分る?
分らないでしょう…
あんた…母親を名乗る資格ないわよ!!」
二人は物凄い形相で母の胸倉を掴んで詰め寄った。
「おやめなさい!!」
後で看護師長が怖い顔で睨んでいる。
「だって…」
「良いから…」
看護師長は母に
「お母様…
せめて…恵ちゃんの
手術が終るまで…
付き添って頂けませんか?」
物静かに言う。