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淳、光と闇
第17章 咲とおしゃれと美紀
「は、はい!!」

「規則は…守りなさいね?
懲りたでしょう?
私が…助けるのは一度きりよ?」

「はい!!」

「じゃ、お休み…」

「おやすみなさい…」

美紀はそのまま外出して朝まで戻ってこなかった。


次の日…

咲は看護師長室のさゆりのデスクへ向かった。

淳と結花が付き添いで着いて行く。

「おはようございます…」

「咲ちゃん…おはよう…」

さゆりは咲を睨みつけながら挨拶する。

他の看護師長は一斉に咲と淳たちを見た。

「こ、怖いよぅ…」

淳は結花にしがみついている。

淳にとってさゆり一人でも

怖いことがあるのに

ここにはさゆりみたいな

看護師長が20数人…

それぞれが鋭い目で二人を睨む。

「だ、大丈夫よ…」

二人の足はガタガタと震えていた。
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