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淳、光と闇
第18章 淳、命の重さ
「でもね、羨ましくないの?」

「ううん。
そう思う人は
後悔しない
生き方をしているか
分らないから…
羨ましくなんかない!

逆に僕のほうが胸を張って
生きてきた…
僕はそう思ってる。」

「この子…」

みゆは驚いて言葉も出なかった。

淳がこんな事をこの子に?


みゆは次の日非番だったが

病院を訪れて淳に

「淳、貴方…
あの子にどんな教育をしたの?
私、教えられる事が多くて
混乱したわ。」

「そうですか。
みゆさん、私…
あの子達に悔やみながら、
後悔しながら、
旅立って欲しくなかった。

15年しか…
そんな想いを
持って欲しくなかった。」

淳はそう言ってみゆの胸で泣いた。

「私…私…
辛い…
でも…
あの子の前では
泣かない!絶対に!」

「淳…」


それから数日後…

雄太の意識が完全に

なくなってしまった。
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