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淳、光と闇
第20章 トランぺッター龍二、悲しみのレクイエム
「また来てるよ。」

結花が淳に耳打ちしている。

「これこれ。
患者さんのプライバシーに
関心を持ってはいけません。」

さゆりが二人に注意する。

しかし、淳と結花は龍二に興味津々。

ゆりは龍二には関心を示さなかった。

龍二と樹里は毎日二人

仲良く並んで話をしている。

樹里も楽しそう。

「羨ましいな…」

思わず美紀が口に出してしまった。

「え??み、美紀さん!!」

全員が美紀を見た。

さゆりでさえ美紀を見ている。

「な、何よ?」
私、変な事言った??」

「美紀さんも
彼氏欲しいんだ…」

「う、うっさい!!」

美紀が真っ赤になっている。

「まぁ、美紀ちゃんも
お年頃ね??」

さゆりがくすくすと笑った。
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