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淳、光と闇
第21章 淳と雄二 愛の結晶
「はい…淳…」

由美が省吾に

「旦那様…雄二への処罰…
厳しいのでは?」

「いや…会えない環境で…
会いたいと想う強い気持ちが
あの二人の愛を育む…
厳しいだろうが…辛抱せい。」

「旦那様…
淳ちゃんを雄二に取られて?」

「由美君…馬鹿を言うな…
ま、そんな気持ちが…
ないといえば嘘になる。
いずれは…淳ちゃんは
雄二の物だ。
今は…我慢してもらうさ。」

「本音ですね?」

「恥ずかしいから…
言わせるな…」

「まぁ…」


一方の淳は…

あの朝詰め所に飛び込んで…

「遅くなって…
申し訳ありません!!」

と平謝り…

さゆりの鋭い視線が淳に突き刺さった。

「ふ、婦長さん…」

「婦長さんじゃありません!!
淳ちゃん、今何時だと
思っているの?!!」

さゆりの雷が淳を直撃…

「ご、ごめんなさい…」

小さくなって謝る淳。

「全く…今度で二回目ですよ?
分っていますか?」

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