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淳、光と闇
第22章 さゆりの危機
「君達は
何をやっているのか
分っているのかね?」

「分っているから
こうしてじじぃの
頭を叩きに来た。」

夢子が機関の一人の頭を叩いて笑った。

「君!!し、失礼な!!」

「失礼なのは爺だよ?」

「な、何???」

「さゆりさんの愛弟子は
何処へ行っても一線級さ。
その実績を知らないのかい?」

瞳が笑いながら言う。

「じじぃ達は
病院のトップの癖して
看護の心も知らないのかな?」

みゆが真剣な表情で睨む。

「あんた達、
さゆり婦長を解雇したり
処分したら…
ここの地方の
看護師が黙っていないよ?」

最後に良子が機関の人間を脅した。

「君達…」

「良いのかい?
私達が抜けても…??
出身の大学病院が
黙っていないよ?」

「な、何??」

「大学と対立すれば
医師は来なくなる。
それにさゆり婦長は
大学の看護学校の
副校長だぞ?
そんな人を切れば
大学と戦争になるぞ?」

更に脅す良子。

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