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淳、光と闇
第23章 救急救命の死闘
「あ、淳ちゃん!」

「咲ちゃん!!」

二人は救急救命で再会を喜び合った。

「頑張ってね。」

「うん…」

「おい、口を動かすなら
手を動かせよ?」

いきなりの声が淳を襲う。

「え?」

見ると健が煙草を吹かしながら

「ここ、救急救命は
おしゃべりの場所ではないぞ。
一分、一秒を争う戦場だ。」

冷たく健は言う。

「は、はい…」


淳が赴任したその日の夕方。

「救急入ります!!」

けたたましいサイレンが鳴って

急患が運ばれてくる。

「容態は?」

すぐに健はマイクに飛びついた。

「患者は心臓発作、
持病が悪化して倒れて現在心拍数低下。
意識不明です。」

「血圧低下などは?」

「現在維持処置中…」

「了解した!!」

健はすぐに準備を始める。

看護師やスタッフが慌しく走り回る。

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