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淳、光と闇
第5章 淳、初仕事
家政婦らしいその女性は玄関をすぐに開けてくれた。

「お待ちしてましたのよ。」

笑顔で淳を迎え入れる女性。

「私は由美…
ここで家政婦をしています。
さぁ、旦那様がお待ちですよ?」

由美は40代後半らしく気品に飛んでいた。

「素敵な人…」

淳の素直な感想である。

「さぁ、入ってくださいな。」

由美は淳を主の部屋に連れて行く。

「ここですよ…
旦那様…嬢がお見えですよ?」

「あぁ…入って…」

中から初老の男の声がする。

「失礼します…
淳と申します。」

淳は丁寧に挨拶をして部屋に入っていく。

「では、淳さん、
旦那様を宜しくお願いしますね?」

由美はそう淳に告げて部屋を出て行った。

その初老の男は名前は

「省吾」

と言う。
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