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Hounds of Love
第6章 電車のボックス席
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その電車はボックス席になっていて。
私は、窓際に座っていた。
しばらくして、この男が隣に座ってきたんだ。
こんなにすいてるのに…変な人。
そんな風に軽く思っただけだった。
「ナツちゃんは…セックス好き?」
男はニヤニヤと耳元で聞いてくる。
その息遣いが気持ち悪い。
応えない私に男は続ける。
「これ…ね、セックスが好きになる薬…」
一気に血の気が引くのがわかった。
「これ飲んだら…すぐに気持ち良くなりたいって、身体が疼くよ…」
頑なに口を固く閉じる。
私の気持ちなんて関係ないとでも言うように、男は私の頬を潰して、口をこじ開けた。
「…やっ、やめ…ッ」
私の抵抗を余所に、口を閉ざされ、唇を合わせられた。
その瞬間、異物が喉を通っていった。
私は、窓際に座っていた。
しばらくして、この男が隣に座ってきたんだ。
こんなにすいてるのに…変な人。
そんな風に軽く思っただけだった。
「ナツちゃんは…セックス好き?」
男はニヤニヤと耳元で聞いてくる。
その息遣いが気持ち悪い。
応えない私に男は続ける。
「これ…ね、セックスが好きになる薬…」
一気に血の気が引くのがわかった。
「これ飲んだら…すぐに気持ち良くなりたいって、身体が疼くよ…」
頑なに口を固く閉じる。
私の気持ちなんて関係ないとでも言うように、男は私の頬を潰して、口をこじ開けた。
「…やっ、やめ…ッ」
私の抵抗を余所に、口を閉ざされ、唇を合わせられた。
その瞬間、異物が喉を通っていった。
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