この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
伝わらない想い
第8章 人を愛するということ
「茜ちゃん」

「蘭ちゃん、お待たせ」

今日は休み。

お父さんとお母さんの結婚記念日。
この日だけは何曜日でも毎年お店を休んでお祝いしてる。
今日はふたりの思い出の場所でディナーをするらしい。

私はこの間約束したアヒージョの作り方を教えるために、仕事終わりの茜ちゃんと、このカフェで待ち合わせをしていた。

「待ったでしょ、ごめんね」

「大丈夫、お疲れ様」

茜ちゃんが私の目の前に座ったのを見計らってか、店員さんがオーダーを取りにきて、それぞれ、アイスティーとアイス珈琲を頼む。

「これ、私のレシピ本をまとめてみたんだけど…」
そっと小さなノートを差し出した。

「え、見て良い?」

もちろん、と、うなずく。

すぐにノートを手に取り、1ページ1ページ真剣な表情で読んでいく茜ちゃん。
私はそんな彼女の姿をただ見つめていた。

/175ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ