パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第8章 人を愛するということ

純の言葉を聞いて唖然としてしまう。
そんな言葉を俺が言うのか？
優希に？

いや、無理だろ。

そんな俺の気持ちをすぐに理解して純が付け足した。
「無理だと思うなら今のままの関係を続けて自然にいつの間にか元サヤに戻って優希の思い通りに事を運んでやったら良いんじゃねぇの」
「...」
言い方はキツいが純の言ってることはもっともで、反論のしようがない。

「でもな、これだけは知っとけ」

？

「お前の優しさが人を傷付けてることもあるってこと忘れるな」

この最後の言葉がズシッと心に沈んだ。