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伝わらない想い
第8章 人を愛するということ
「えっと…蘭?」
先にその沈黙を破ったのは陸で。

「何?」

「あの、えっと...さっきのは…その...」
鈍感過ぎて呆れる。

でも。

...そういう所も好きになったところ。

「告白、だけど」

「です、よね...」
何故か敬語になっている。

「.......」

「.......えっと…」

「お前なぁ…」
呆れたような純の声。
「さっさとなんとか言ってやれよ、蘭がやっと気持ち伝えたんだから」

「やっとって...」

「やっとだろ、8年も想ってたんだから」

『......え?!』
私と陸の声が被る。

「純、気付いて...たの?」

「当たり前だろ」

「え、そんな前から?」
陸が言う。

「お前は鈍感過ぎるんだよ、それに...蘭の性格はなんとなく俺に似てるから」
純は続ける。
「で、優柔不断で鈍感で最悪な陸はどうすんだよ」

「お前なぁ…いや、でもそうか…なんか、俺、最低だな…ごめん」
いきなり反省モードに入る陸。

いや、今はそんなことより...。

「だから、はっきりしろって」
純が若干キレ気味に私が言いたいことを言った。
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