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伝わらない想い
第3章 恋か友情か
「うち、すぐそこだから...」
引き摺るように連れられ、なんとか蘭のアパートで横になることが出来た。

「ほんと、悪いな...」

「放っとく訳にいかないしね」
サバサバとそんなことを言うけど、面倒見が良い蘭のその優しさが身に沁みる。

「俺、ほんとだめだ...」
ぐるぐる回る天井を見ながら呟いた。

「今は何も考えずに、とりあえずもう寝なよ」

「...ああ」

俺はすぐに意識を手放した。
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