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伝わらない想い
第6章 あいつと再会
「とりあえず今日は帰るか」

「...やだ」

「優希...」
少し呆れた声を出して見せると、すぐに「嘘だよ」と返ってきた。

「送るよ」

「ありがと」

2人で並んで歩く。
街頭の光と月の光に照らされて、影が揺れた。


7年前と変わったもの。
7年前から変わらないもの。

どっちが多いだろう。


『またな』と言って別れたあの時。
『また』なんて二度とこないと思っていた。

ふたりの関係性は変わった。
だけど、今また歩く道が交わる。

人生。
人との出会い。
別れ。

複雑なような単純なような。
絡み合って解けて、また絡み合う。

これからもそんなことを繰り返していくのだろう。

「じゃあ、またね」

「ああ」
優希を家まで送り、俺は足早に夜道を歩いた。
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