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友達でいるしかない
第6章 文香の幸せ
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校庭にでて段々とスピードがあがる。
今、追いかけないと二度とはない。
どうしても今、文香を捕まえないと取り返しのつかないことになると必死で彼女の後を追った。
遠くに一人ぽつんと歩く文香の姿が見えた。
「文香!!」
大きな声で呼ぶ。
だけどその声は届かない…
いや聞こえているのに聞こえないふりをしてるのではないかと疑ってしまう。
「文香!!」
少し近づきまた叫んでみる。
声が聞こえたのか振り返った。
驚いている顔が俺を不安にさせる。
『もう二度と近づかないで』で言われている。
また拒絶されるかもしれないと不安になる。
文香の前まで走って行き、息が上がってまともにしゃべれないまま声を恐る恐るかける。
「一緒…帰らないか…?」
返事が怖い…
だけど文香は静かに頷いてくれた。
少しホッとして二人で歩き出した。
相変わらず俺の一歩後ろを歩く。
時々振り返って彼女の存在を確かめる。
その時に目があって気恥ずかしさが湧き上がってくる。
どこで話をしようか迷っていると例の高台付近まで近づいた。
俺がやらかした場所。
謝るならここしかないと黙って階段を上った。
後ろから聞こえる足音に安心しながら一歩一歩登っていく。
ベンチに座って言葉を考える。
何を言っていいのか分からない。
分からないけど…今の気持ちを正直に話そうと決めた。
今、追いかけないと二度とはない。
どうしても今、文香を捕まえないと取り返しのつかないことになると必死で彼女の後を追った。
遠くに一人ぽつんと歩く文香の姿が見えた。
「文香!!」
大きな声で呼ぶ。
だけどその声は届かない…
いや聞こえているのに聞こえないふりをしてるのではないかと疑ってしまう。
「文香!!」
少し近づきまた叫んでみる。
声が聞こえたのか振り返った。
驚いている顔が俺を不安にさせる。
『もう二度と近づかないで』で言われている。
また拒絶されるかもしれないと不安になる。
文香の前まで走って行き、息が上がってまともにしゃべれないまま声を恐る恐るかける。
「一緒…帰らないか…?」
返事が怖い…
だけど文香は静かに頷いてくれた。
少しホッとして二人で歩き出した。
相変わらず俺の一歩後ろを歩く。
時々振り返って彼女の存在を確かめる。
その時に目があって気恥ずかしさが湧き上がってくる。
どこで話をしようか迷っていると例の高台付近まで近づいた。
俺がやらかした場所。
謝るならここしかないと黙って階段を上った。
後ろから聞こえる足音に安心しながら一歩一歩登っていく。
ベンチに座って言葉を考える。
何を言っていいのか分からない。
分からないけど…今の気持ちを正直に話そうと決めた。
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