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友達でいるしかない
第8章 届けたい気持ち
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文香の暖かさが伝わり、俺の想いを伝えたいとそのキスに込める。
舌で唇をなぞり開きかけた隙間に滑り込ませる。
直ぐに文香の舌が俺を捉える。
クチュクチュを音を立てながらお互いを求めるキスをする。
そのキスに俺を求めている文香の想いが伝わる。
その想いが何なのか分からない。
だけど、拒絶ではなく求めあえるキスに今は何も考えずに浸りたいと強く願った。
きっとこれが最後のキスだから…
何度も何度も角度を変え全てを奪うほどの熱いキスを交わす。
だけど、そう思っているのは俺の錯覚で、文香は俺のキスで涙を流す。
その涙が文香の頬を伝って俺の頬に落ちてきたときに現実に引き戻された。
「やっぱり…泣くのな…」
求めあったと思えたキスは幻で、泣くほど嫌だったんだと落ち込む。
あの時も傷つけてしまったキス。
今回もまた泣かせた。
文香の涙を拭きながら謝る。
「…ごめん…また…傷つけたよな…あの時みたいに」
文香は首を振って何も答えない。
両手で顔を覆って泣き続ける。
俺は何をやっても文香を傷つけることしかできない。
いるだけで泣かせてしまう。
もう、そんな文香はみたくないから。
だから…
舌で唇をなぞり開きかけた隙間に滑り込ませる。
直ぐに文香の舌が俺を捉える。
クチュクチュを音を立てながらお互いを求めるキスをする。
そのキスに俺を求めている文香の想いが伝わる。
その想いが何なのか分からない。
だけど、拒絶ではなく求めあえるキスに今は何も考えずに浸りたいと強く願った。
きっとこれが最後のキスだから…
何度も何度も角度を変え全てを奪うほどの熱いキスを交わす。
だけど、そう思っているのは俺の錯覚で、文香は俺のキスで涙を流す。
その涙が文香の頬を伝って俺の頬に落ちてきたときに現実に引き戻された。
「やっぱり…泣くのな…」
求めあったと思えたキスは幻で、泣くほど嫌だったんだと落ち込む。
あの時も傷つけてしまったキス。
今回もまた泣かせた。
文香の涙を拭きながら謝る。
「…ごめん…また…傷つけたよな…あの時みたいに」
文香は首を振って何も答えない。
両手で顔を覆って泣き続ける。
俺は何をやっても文香を傷つけることしかできない。
いるだけで泣かせてしまう。
もう、そんな文香はみたくないから。
だから…
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