この作品は18歳未満閲覧禁止です
![](/image/skin/separater19.gif)
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
友達でいるしかない
第8章 届けたい気持ち
![](/image/mobi/1px_nocolor.gif)
これで全てが終わったのだと思うと空しさが広がった。
長い長い片思い。
初恋でもあったと思う。
病院に見舞いに来てくれた時に、俺のために流してくれた涙に虜になった。
何かあれば必ず傍にいてくれた。
俺の味方でいてくれて俺の一番の理解者だった。
その理解者をいつも悲しませてばかりの俺。
悲しい顔を見たいわけではない。
だけどなぜか泣かせてばかりだった。
何がいけなかったのだろう?
どこで間違えたのだろうか。
俺はただ、文香が笑ってくれさえすればよかったのに。
それさえできない俺が傍にいるわけにはいかない。
これからの人生が笑顔であってほしいから。
俺のせいで涙なんて流してほしくないから…
女々しくグチグチ考えてるといきなりドアが勢いよく開いた。
ドアの前に座り込んでいる俺に容赦なくぶつかる。
「えっ??」
扉の隙間から文香が驚いた顔を出覗き込む。
「いきなり…開けるなよ」
痛さの余り涙がでる。
泣いていたのがばれなくてちょうどいい…
「あっ…ごめん…まさか、ここにいるなんて思わなくて…」
慌てる文香を怪訝に思う。
こんな夜遅くにでかけようとする。
でかける先は…一つしかないだろう。
俺の事を報告にいくのだろうか?
それとも元々、俺と飲んだ後に約束してのだろうか…
長い長い片思い。
初恋でもあったと思う。
病院に見舞いに来てくれた時に、俺のために流してくれた涙に虜になった。
何かあれば必ず傍にいてくれた。
俺の味方でいてくれて俺の一番の理解者だった。
その理解者をいつも悲しませてばかりの俺。
悲しい顔を見たいわけではない。
だけどなぜか泣かせてばかりだった。
何がいけなかったのだろう?
どこで間違えたのだろうか。
俺はただ、文香が笑ってくれさえすればよかったのに。
それさえできない俺が傍にいるわけにはいかない。
これからの人生が笑顔であってほしいから。
俺のせいで涙なんて流してほしくないから…
女々しくグチグチ考えてるといきなりドアが勢いよく開いた。
ドアの前に座り込んでいる俺に容赦なくぶつかる。
「えっ??」
扉の隙間から文香が驚いた顔を出覗き込む。
「いきなり…開けるなよ」
痛さの余り涙がでる。
泣いていたのがばれなくてちょうどいい…
「あっ…ごめん…まさか、ここにいるなんて思わなくて…」
慌てる文香を怪訝に思う。
こんな夜遅くにでかけようとする。
でかける先は…一つしかないだろう。
俺の事を報告にいくのだろうか?
それとも元々、俺と飲んだ後に約束してのだろうか…
![](/image/skin/separater19.gif)
![](/image/skin/separater19.gif)