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サイドストーリー7
第6章 キスの花束を×君が泣かないためならば
「そのドレスを脱いだら、式のキャンセルに行こう。
4年後に4人で式をしよう」
「啓!ありがとう!」
「籍は入れるぞ」
「うん!」

2人で周りをはばからず抱き合っているけど・・・

「ちょっと待って。私たちに合わせることないわよ。
ちゃんと予定通り結婚式して!」

紗江子さんが慌てて
「4年後の・・・100%の約束なんかできないし」
小さい声でそう言った。

「それは俺が保証する」
俺は紗江子さんの肩を抱き寄せた。

「当たり前でしょ!そんなの私が許さないわよ!」
明日香さんが俺を笑いながらにらみつけて・・・

「よし。じゃぁいい日に籍だけ入れよう。
4年後の式が楽しみだ」
パンと手を叩いた兄貴に、それで話はついたとばかりに4人がうなづいた。

「ハワイがいい!」
「いいね!」
「海がダーと見える式場がいいわ」
「いいな」

そう話し合った4年後。
4人でハワイの教会で結婚式をした。
おそろいのウエディングドレスとおそろいのタキシードで。
2歳になる兄貴たちの息子も一緒に。

「紗江子さん世界中で1番綺麗だ」

俺が思わず口から出たそのセリフに兄貴が大笑いして

「明日香が世界で1番綺麗だよ」

2人の男のセリフに女性陣が嬉しそうにはにかんで

「一緒に結婚式が出来て本当に幸せ」

泣きそうだった。

Happy Wedding!


END*****



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