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サイドストーリー7
第6章 キスの花束を×君が泣かないためならば
「分かってる。紗江子さんが今俺を選んでくれたことを絶対に後悔させない」
「すごい自信・・・」

兄貴はそう言って笑った。

「俺、世界中で俺より紗江子さんを愛せる男はいないと思ってるから」
「まぁ、俺も明日香にそう思ってるけど」

笑いながら兄貴は同調した。

「明日香はかわいいからなんでも似合うよ」
持ちきれないほどのドレスを腕に抱えた紗江子さんは
嬉しそうに明日香さんを眺めて
それとは対照的に、明日香さんの顔は浮かなかった。

「明日香、どうした?」

そんな明日香さんに兄貴も気が付いて声をかけると

「結婚式辞める」

と明日香さんがぽつりと言った。

「明日香?」
兄貴と俺は椅子から立ち上がって二人のそばへ行くと
「ねぇ。啓、いいでしょう?」
「分かった」
兄貴は苦笑いしてて
俺と紗江子さんだけが慌てて
「ちょっと明日香!何言ってるの?」
「兄貴!分かったって」

「二人とも落ち着けよ。明日香は結婚をやめたんじゃなくて
『結婚式』をやめたって言ったんだ」
「・・・・」
「・・・・」

「明日香、紗江子と一緒に結婚式したいんだろ?」
「うん。さすが啓!」
そう言って明日香さんは兄貴に抱きつく。

結婚式を?
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