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美術教師の羞恥奴隷
第18章 ヌード ■亜美子編①■
 もちろん、これは真っ赤な嘘であり、中身は100パーセント、クリーム状の媚薬だった。

 ペットボトルのキャップを閉めて傍(かたわ)らに置くと、亜美子は素直に「ありがとうございまっす」と再度言ってから、その小さな容器を受け取る。

 市販のクリームの容器に入れてあるので、亜美子はここでも全く疑いを抱いていなかった。



 自分の席へと戻らず、近くからじっと見つめる薮下の視線にやや面映(おもはゆ)く感じつつも、亜美子は容器の蓋を外すと、クリームを全身に塗り始める。

 首、肩、腕、脇、そして乳房にも。

 まさに塗りつけている最中のその箇所へ、近くに立っている薮下の視線が集中してしまうので、乳房に塗る段になると、さすがの亜美子も緊張を隠しきれない。

 それでも「恥ずかしがっている」とか「戸惑っている」とか思われては癪(しゃく)なので、亜美子はいつもどおりを必死で装いながら、乳房全体にまんべんなくクリームを塗りつけた。




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